2016年12月28日
アスラテック株式会社
世界のロボットスタートアップに関する調査結果を発表
- ロボットスタートアップ数トップはアメリカで279 件(2016 年1 月末時点)
- アメリカのロボットスタートアップの43%がカリフォルニア州にある
- アメリカのロボットスタートアップのジャンルトップは「ドローン」で構成比の25%に及ぶ
アスラテック株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:酒谷 正人)は、世界のロボットスタートアップに関する調査結果を発表した。この調査は、世界のロボット関連のスタートアップ企業についてとりまとめている「THE ROBOT REPORT」の2016年1月時点の情報をもとに、独自の視点で再編集したものになる。
ロボットスタートアップが最も多いアメリカ
THE ROBOT REPORT で取り上げられているロボットスタートアップの件数を国別で見ると、表1のようになる(上位 10 カ国)。アメリカが279 件で最も多く、続いてフランス(46 件)、中国(30 件)となり、日本は 16 件で9 番目だった。
表1. 世界のロボットスタートアップ数(2016年1月末時点)
アメリカのロボットスタートアップは「カリフォルニア州」に集中
2016 年 1 月末時点でのアメリカのロボットスタートアップを州別に分けたものが、図1になる。
結果は、1 位がカリフォルニア州(119 件)、2 位がマサチューセッツ州(22 件)、3 位がペンシルバニア州(15 件)となった。
図1.アメリカのロボットスタートアップ 州別分布(2016年1月末時点)
アメリカのロボットスタートアップのジャンル上位は「ドローン」「農業」
アメリカのロボットスタートアップをジャンルで区分すると、表2・図2のようになる。なおジャンル分けは、引用元である「THE ROBOT REPORT」の記載をベースに、スタートアップのウェブサイトを可能な限り確認したうえで行った。結果、1 位が「ドローン」で 71 件、2 位が「農業」の 23 件と続く結果となった。なお、「農業」の中には「ドローン」を扱う企業も一部含まれていたが、事業内容が農業特化の場合は「ドローン」を扱っていても「農業」に区分されている。
表2. ジャンル別のアメリカのロボットスタートアップ数トップ 10(2016年1月末時点)
図2.アメリカのロボットスタートアップ ジャンル構成比(2016年1月末時点)
アスラテック株式会社について
2013年7月に設立されたロボット専門の企業。ロボット制御システム「V-Sido OS」(ブシドー・オーエス)の開発・販売を中心にロボット事業を展開するほか、ロボットビジネスのコンサルティングも手がけている。