ロボットハードウェア領域における事業拡大

2024年7月5日
アスラテック株式会社

ロボットハードウェア領域における事業拡大

~AI連携可能なバイラテラルアームの販売などを開始~

アスラテック株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:酒谷 正人、チーフロボットクリエイター:吉崎 航、以下「アスラテック」)は、2024年7月より、ロボットハードウェア領域における事業を拡大します。

アスラテックは、独自のロボット制御システム「V-Sido(ブシドー)」を中核に事業を進めており、近年、生成AIの進化に伴ってAI領域と連携する試みが増加する傾向にあります。また、アスラテックでは既存ロボットの運用事業として、自律走行型配送ロボット「RICE(ライス)」などでビジネス展開を行っています。今後これら2領域のビジネスをより強く推し進めるにあたり、部品メーカーとのアライアンスやAI=V-Sido連携ロボットの開発、新規移動ロボットの運用サービスの展開など、ロボットハードウェア領域の事業を拡大してまいります。

まず、近日中にAI連携可能なバイラテラルアームの開発および販売を開始します。トルクフィードバックのあるロボットアーム駆動システム「V-Sido Bilateral(ブシドー・バイラテラル)」により、効率的にAI学習のためのデータを取得することが可能です。また、ロボット販売に向けた施策の一環として、サーボモーターメーカーなどロボットのハードウェアに関わる企業とのロボット開発パートナーシップ制度を開始しました。ロボット開発パートナーシップ制度の第一弾として株式会社ロボティズとパートナーシップ契約を締結しており、今後もさまざまな企業とのパートナーシップを推進していきます。

ほかにも、株式会社ピアニジュウイチとアスラテックが共同開発したバルーンロボット技術を用いて作成したロボットの本格的な販売および運用も開始します。バルーンロボット技術を用いたロボットは、2024年4月に株式会社わかさ生活のキャラクターのロボットとして先行販売していますが、多くのお客様からの引き合いもあり、製造、販売体制を強化して拡販を進めます。

ハードウェア製品としてのロボットについては、これまで「RICE」の取り扱いを行っていましたが、新たに2024年7月より株式会社 Preferred Roboticsの自律走行ロボット「カチャカプロ」の取り扱いを開始します。「RICE」など他のロボットでの開発、運用の知見を生かして、エレベーター連携なども可能な「カチャカプロ」向け独自アプリを開発し、「カチャカプロ」と独自アプリを組み合わせたソリューションを販売していきます。なお、今後も「カチャカプロ」にとどまらず、取り扱いロボットの拡充を図っていきます。また、「RICE」や「カチャカプロ」など複数種類のロボットを同一のインターフェイスで操作でき、一元的に運用・管理できるアプリケーションプラットフォームの開発も進めています。

アスラテックは今後も、さまざまな領域においてロボットの社会実装に向けて取り組んでいきます。

●AI連携可能なバイラテラルアーム

●「V-Sido Bilateral」構成図

図■システムのイメージ
https://www.asratec.co.jp/products/v-sido-bilateral/

V-Sido Bilateral MUGENYOYO Edition

写真■使用例「V-Sido Bilateral MUGENYOYO Edition」
https://www.asratec.co.jp/2022/12/22/31666/

▼ロボット開発パートナーシップ制度に関するプレスリリース
https://www.asratec.co.jp/2024/07/05/34269/

●バルーンロボット

写真■バルーンロボット試作機
https://www.asratec.co.jp/products/balloon-robot/

●カチャカプロ

写真■アスラテックで独自に開発したアプリで動く「カチャカプロ」

▼「カチャカプロ」に関するプレスリリース
https://www.asratec.co.jp/2024/07/05/34272/

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