科学技術館で開催された「GUNDAM NEXT FUTURE SCIENCE展」での展示協力について

2024年12月13日
アスラテック株式会社

科学技術館で開催された「GUNDAM NEXT FUTURE SCIENCE展」

での展示協力について

アスラテック株式会社は、2024年10月3日~10月22日まで科学技術館(東京都千代田区)で開催された「GUNDAM NEXT FUTURE SCIENCE展」(以下「GNFS」)において、 V-Sido対応ロボットによる展示協力や、ワークショップ対応を行いました。

本展示は、『機動戦士ガンダム』シリーズの壮大な世界観と最先端の科学技術が融合した未来を体感できることをコンセプトにした展示会です。展示コーナーの1つである「The Possibility of MS(モビルスーツ) ~汎用人型ロボットの可能性~」は、身体能力の宇宙空間における拡張機能としてのモビルスーツについて、その技術的側面を最新のロボット技術などを紹介しながら、さまざまな体験展示で構成されていました。この展示コーナーにおいて、操縦などの体験ができるロボットとして、当社のV-Sido対応のロボットが複数展示されました。

展示されたV-Sido対応ロボットは、「BALGOI」、「Super active suspension 4WD」、「実物大ガンダムハンド」、「SR-02」、「V-Sido Hand Ver.M.T」となります(詳細は下記を参照)。なお、出展に際して、「SR-02」および「BALGOI」には、初代ガンダムから親しまれている「ハロ」が搭載されています。

■アーム付き小型ロボット「BALGOI」

「BALGOI」はジョイスティック操作で、タイヤを使った走行と4足歩行を使い分けることができます。また搭載されている「ハロ」にはロボットアームが取り付けられており、走行や歩行の操作をしながら「ハロ」を操作することも可能です。吊るしたボール付近まで近づけて「ハロ」でボールに触るというゲームを行い、子供から大人まで、抽選で選ばれた400名を超える人に楽しんでいただきました。

■ラジオコントロールミニオフローダー「Super active suspension 4WD」

「Super active suspension 4WD」は、「BALGOI」と同様に、タイヤ走行と4足歩行をジョイスティックで切り替えて操作できるロボットです。危険地を想定したジオラマの中で、疑似瓦礫などの障害物を避けながら目的地まで到着を目指すゲームを行い、400名以上の方に参加していただきました。

■「実物大ガンダムハンド」

「実物大ガンダムハンド」は、2024年3月31日まで横浜の「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」で展示されていた「動くガンダム」で実際に使われていたハンド部を展示しています。左右のハンドを使ってじゃんけん勝負するという来場者参加型のゲームを行い、700名以上の方にご参加いただきました。勝ち負け、あいこに関わらずロボットが動くたびに歓声が上がり、参加者だけでなく見学している方も一体となった盛り上がりをみせていました。

■4足歩行型ライド「SR-02」

三精テクノロジーズ株式会社が開発した4足歩行型ライド「SR-02」が、10月10日から10月14日までの期間限定で展示されました。「ハロ」が搭乗するなどガンダム仕様のアレンジが施され、将来宇宙作業や災害現場で活躍するであろう大型ロボットを想起させる展示となっていました。「SR-02」はV-Sidoで制御されており、10月12日~10月14日の3日間は搭乗体験会も実施され、100名以上の方に搭乗していただきました。

■ロボットハンド「V-Sido Hand Ver.M.T」

市販のロボットアームの先端に取り付けられている五指ハンドは弊社開発中の作業用ハンドであり、各指4個、全25個のモータをV-Sidoで制御することにより滑らかな動作を実現しています。

また当社は、ロボットの展示以外にも、GNFSで開催されたワークショップ「ガンダムオープンイノベーションサイエンス講座」でも協力を行っており、以下の3つの特別講座で当社チーフロボットクリエイターの吉崎航が登壇しています。

  • 10月5日開催「モビルスーツを作る未来について ~モビルスーツ実現のカギは材料? それともAI?~」(東北大学 笠田竜太氏との対談)
  • 10月6日開催「巨大ロボットのつくり方 ~モビルスーツの実現を目指して」
  • 10月20日開催「GFY(ガンダムファクトリー横浜)からGOI(ガンダムオープンイノベーション)へ ~横浜の動くガンダムから宇宙世紀の時代へ~」(株式会社乃村工藝社 川原正毅氏との対談)

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