アスラテック株式会社
落合陽一氏の大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「null2」で
ロボット制御システム「V-Sido」による技術協力を実施
~ロボットアームによるパビリオン外側・内側の滑らかな可動の実現に貢献~
アスラテック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:酒谷 正人、チーフロボットクリエイター:吉崎 航、以下「アスラテック」)は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のシグネチャーパビリオン「null2(ヌルヌル)」で、ロボット制御システム「V-Sido(ブシドー)」による変形機構の制御などの技術協力を行いました。
大阪・関西万博は、大阪湾の人工島「夢洲」(大阪市此花区)において、2025年4月13日(日)~10月13日(月)の184日間にわたり開催される国際博覧会です。「null2」は、落合陽一氏がプロデューサーを務めるパビリオンで、外側は「ミラー膜」という鏡面サーフェイスの外装で覆われています。このミラー膜をロボットアームなどで動かすことで、表面に映り込む風景がゆがみ、本パビリオンの外観に動的な変化をもたらします。また、内側の展示室内は、LEDディスプレイに囲まれた鏡面性のある空間で、生成AIが作り出す映像が絶え間なく流れる中、天井ではミラー膜に覆われたキューブをロボットアームが動かしており、来場者は不思議な体験をすることができます。
アスラテックは大小計17台のロボットを複数同時運用するソフトウェアの開発およびモーション生成、ロボットで押し引き可能なミラー膜の開発について、幅広く技術協力いたしました。パビリオン外側にあるミラー膜に囲まれたボクセルの裏側には、合計16台のファナック株式会社のロボットアームが設置されており、ロボットアームで膜を引っ張ったり押したりひねったりすることで、本パビリオンの動的な外観を実現しています。また、パビリオン内側の展示室天井に設置されている、キューブがついたロボットアームは、天井や床面のLEDディスプレイと連携することで、これまでにない映像体験を実現します。
アスラテックは、2022年より、変形機構のプランニングを担当するクリエイターチームの一員として本パビリオンに携わってきました。このたび、プロデューサーである落合陽一氏のもと、さまざまなパートナー企業と協力し、今までにない未知の体験ができるパビリオンの実現に貢献しました。大阪・関西万博にご来場の皆さまには、ぜひ本パビリオンにお越しいただき、最先端の技術をご体験ください。
■「null2」パビリオンの外観

©Yoichi Ochiai
■ロボットアームによって振動するミラー膜

■ボクセル内部に設置されたロボットアーム

■「null2」パビリオンの内部

©Yoichi Ochiai
■パビリオンの天井に設置されたロボットアームで動くキューブ

■「null2」パビリオンの外観が動的に変化する様子
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