介護現場に遠隔操作ロボットを導入することで、十分な介護サービスの提供とヘルパーの負担軽減の両立を実現できないか ── そのことを検証するための実証実験が、2016年8月に東京都足立区の介護施設「わかばケアセンター」で行われました。
実際にVRconを用いてヘルパーがPepperを遠隔操作し、離れた場所にいる介護サービス利用者に対して、ロボットを通じたコミュニケーションや見守りなどを実施しました。
※この実証実験は、ソフトバンク株式会社、M-SOLUTIONS株式会社と共同で実施しました。
こうした介護施設では、介護するヘルパーの人材不足は大きな課題の一つです。ロボットと遠隔操作により、ヘルパーの負担を少しでも軽減できればと考えています。
また、介護サービス利用者によっては、ロボットを介したコミュニケーションのほうが通常の対面でのやり取りよりも会話が弾むというケースもあるようです。VRconは、操縦者であるヘルパーの肉声とPepperの声の両方で会話することが可能です。会話する相手や状況によって声を使い分けられることは、スムーズなコミュニケーションを行ううえでとても有効です。
介護の現場では、VRconを遠隔での見守りの用途で利用することもユースケースとして考えられます。Pepperのカメラは人の目線に近い高さにあり、相手の表情や様子を自然にとらえることができます。
介護現場で導入されているPepperでは、レクリエーションのアプリなどが使われることも多いですが、そうしたアプリと連携させて、レクレーション時の介護サービス利用者の様子をPepperのカメラで目視確認するといった使い方も考えられます。
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