「運ん太郎」は、株式会社前田製作所が開発・販売する、重量物などの荷物を運搬できる小型の台車です。無限軌道による油圧走行に対応しており、トラックが入れない狭所、不整地や軟弱地といった路面状況でも使用できるという特長を備えています。
「運ん太郎」は、株式会社前田製作所が開発・販売する、重量物などの荷物を運搬できる小型の台車です。無限軌道による油圧走行に対応しており、トラックが入れない狭所、不整地や軟弱地といった路面状況でも使用できるという特長を備えています。
通常の「運ん太郎」は後ろに人が立って操縦レバーで運転する仕組みですが、操縦レバーを遠隔で操作するユニット(プロトタイプ)を新たに開発することで遠隔操縦を実現しています。遠隔操縦ユニットは後付けで設置できるため、「運ん太郎」の本体を改造することなく、遠隔操縦に対応させることが可能です。この遠隔操縦ユニットの制御は、アスラテックのロボット制御システム「V-Sido(ブシドー)」が使われています。
このプロトタイプ開発は、前田建設工業株式会社を中心に、アスラテックのほか、株式会社前田製作所、株式会社カナモトも参画した4社共同で行われ、「運ん太郎」の遠隔操縦に向けた検証を行いました。
「運ん太郎」は、本体にある走行レバー、リフトレバー、ダンプレバーをそれぞれ操作して運転しますが、遠隔操縦では、片手操作用と両手操作用の2種類の無線リモコンのいずれかで操縦が可能です(左写真は片手操作用リモコン)。無線リモコンにより遠隔操縦ユニットを動かし、遠隔操縦ユニットが本体の各レバーを動かすことで「運ん太郎」を操縦できます。
「運ん太郎」の遠隔操縦での利用シーン
遠隔操縦ユニットのプロトタイプを搭載した「運ん太郎」
運ん太郎